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「「っ!!」」
二人であたりを見回す。
どうやら、さっきの声は委員長の号令のようだ。
二人は一瞬黙り、視線を教壇に送る。
そこには既に、「メタボン」という愛称に実に似つかわしいメタボかつ、おでこの位置を聞きたくなるような先生が立っていた。
そして、そのつぶらな瞳から「はやく席に戻れ」という意味を受け取れた。
「彰っ、後で教えてくれ!!」
慌てて樹はそう言い残すと、自分の席に戻っていった。
いや、後じゃなくても今言えばいい話な気もするが…
まぁ、それはおいておこう。
そんなこんなで、SHRが終了すると、ふと樹は視線を感じた。
そこには満面の笑みを浮かべている彰がいた。
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