水曜日

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~今朝~ ―ジリジリジリ― 定番の音で目覚ましが鳴る。 「うるさい。もう少しねかせ…ろ……」 と、目覚ましの横で寝ていた少年は一度起きたものの、睡魔に勝てず再度蒲団へと潜っていった。 ~20分後~ 「……き!!…つき!!早く起きなさい!!」 誰かが少年の蒲団を剥ぎ、起こそうとしている。 ―ん?誰かの声が聞こえる…誰だろ? 母さんの声に似ているけど…― 「い…き、いつき!! 目覚ましが鳴ってからもう20分たってるわよ!!遅刻しても知らないからね。」 どうやらこの少年の母親のようだ。 いつもの事なのか、起こすのを諦めてしまった。
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