3・・・1回の攻防

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ア「4番 センター 中日竜雄」 客「ワー!」 客「打てよー!」 客「ランナー返せよ!」 上「スゲーな」 野「これが」 つ「中日竜雄・・・」 M「負けたらアカンでー!」 里「そうだそうだ!」 増「どうする、上地?」 上「しっかりと投げましょう。どんな形でもいいからアウトを」 増「OK」 審「プレイ!」 増田はベテランの意地を見せ、2-3と追い込む そして、6球目 カキン 竜雄の打球は深く守ってたショート後藤和が捕り、その場で送球するが 塁「セーフ!」 の判定 そして 上「原西さん、ホーム!」 と上地が叫ぶ。二死の為、狩谷将が三塁をも回っていたのだ。原西がホームに送球し、上地はキャッチするも 審「セーフ!」 ベースの端を上手い具合にタッチした狩谷将の作戦勝ちだった。 これで1点先制。 竜「よし!」 秋「ナイス、タツさん」 ベンチ前 狩「ウェーイ」 渋「ナイス!」 武「流石すね」 井「いけるいける!」 マウンド上 上「すんません、増田さん」 増「気にするなや。ヤツらを侮っていた。次の石立を抑えようや」 上「ハイ」 ア「5番 ファースト 石立鉄也 背番号7」 増「いくで、上地」 ヒュッ 鉄「(もらった)」 カキーン 打球は左中間へ 既に走っていた竜雄は二塁を回り込む。 竜「(いけるか、蒔!?)」 白「(ブンブン)」 行けると判断した三塁コーチャー白井は腕を回す。 しかし 鉄「止まれ、タツ!」 竜「え!?」 レフト野久保が早く回り、後藤和に送球していたのだ 竜「ええーい、なるようになれ!」 鉄は二塁でストップしようと思っていたが、後藤和の送球を見て、三塁へと向かう 鉄「こうなりゃ、タツの運に賭けるしかねぇ」 バシッ! ズサーッ! ほぼ、同タイミングで上地は竜雄をタッチし、竜雄はベースに触れた。判定は・・・ 審「アウトー!」 こうして、まずは1点で阻止したヘキサコンチーム だが、ABCは思ったよりも手強かった・・・。
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