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ア「8番 ショート 井上 背番号45」
井上はパイレーツの3番バッター。ショートの他に外野も守れる。岩坂の彼女でもある。
岩「緊張すんなよー」
井「解ってるわよ！」
ヒュン
竜「いつ見ても、あのフォームはカックイイよな」
真「タツ、マニアック過ぎるわよ」
竜「だって、（井上）一樹フォームだぜ」
美「アレで、結果で出してきたコだからね」
増「オラ！」
バシィ
審「ストライーク！」
すっかり、落ち着きを取り戻したエース増田。2-0と追い込む。そして
ヒュッ
上「！？」
カン
井上はスクイズを試みる。赤谷のスタートも完璧。後は増田の処理にかかっているが・・・
増「く・・・ハァ！」
バシッ
審「セーフ！」
セーフティスクイズとなり3点目。増田に疲労の色が見られる。
上「・・・」
風「交代するか、どうしますか？」
和「点差を考えたら、交代がベストです」
田「でも、増田さんにもプライドがある」
原「でも、左バッターが少ないで」
増「3回まで投げさせてくれへんか。原西にも打たしてやりたい。」
上「・・・あと1点まで」
増風和田原「！？」
上「5点取られたら、即交代です」
増「解った」
ア「9番 キャッチャー 岩坂 背番号27」
相手が右のため、岩坂は左打席に立つ。
赤「ここで決めちまえ！」
岩「よし！」
増「こうなったら、この球や！」
ヒュッ
キン
岩「！？」
増田が投げたのはシュート。左打席で引っ張り癖のある岩坂の弱点を突いた見事な投球であった。
更に、ホームラン狙いでの引っ張り方であった為、投ゴロゲッツーにおわり、あっという間に2アウト。続く渋谷をフォアボールで出すも、狩谷を三振で打ち取りようやくチェンジとなった。
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