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人々の足の隙間を
かいくぐりながら、
真夜中のネオン街を
突き進んでいく。
途中、夜遊び女子高生やら
酒に酔ったオヤジなどに
体中を触られまくる。
まあ、『犬』だから
仕方が無い・・
人間の姿に変身したくても
衣服はあの路地に
置いてきてしまった。
今、変身したら
当然のことながら
全裸である。
衣服を
くわえてこれば良かったと
少し後悔・・
ここから、我が家までは
結構 距離があったが
狼の姿なら
難なく走っていける。
人間の姿だと、
歩くのはちょっと辛い。
まあ、満月でも見ながら
ゆっくり
ボチボチと行くかぁ・・
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