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ある夜の事…(夜と言っても8時位)
何度彼の携帯にかけても繋がらず、時間的にも失礼では無いと考えて仕方なく彼の家に電話をかけました。
3コール目で誰かが出ました。
?:「もしもし…」
私:「もしもし?」
彼の声では無い、若い男の声…
何と言うか…
生気のない、くぐもった声でした…
そしてザーザーと雨の様なノイズ…
彼には弟が居ましたが、その子の声でもありません…
私:「あの…」
?:「………え?」
ヒロ君(←彼)お願いしますと言おうか悩んでいたので…
「えっ?」と、驚いて聞き返してしまいました…
?「………クククククククククッ」
この世のモノとは思えない笑い声…
背筋が寒くなりました…
私:「あの…」
プツッ…
ツーッ、ツーッ、ツーッ…
叫び声をあげたくなりましたが、敢えて冷静に…
そこで彼の携帯に電話をかけると、アッサリ繋がり…
彼:「ポンタ?俺明日早いからもう寝ますよ~」
私:「うん……さっき電話出た?」
彼:「出てないよ?3コール位で切れたし…何で?」
私:「トシ(←彼の弟)居ないよね?」
彼:「居ないよ?大学だもん」
私:「そうだょね…でも誰か出たよ?」
彼:「今誰も居ないよ?じいちゃんかなぁ?散歩行ってると思うけど…」
怖い怖い怖い!!
私:「…まぁいっか。何でも無い。明日も適当に頑張ってね」
良くねえよ。ふざけんな。
彼:「やっつけ仕事で頑張るよ(笑)」
私:「おぅ。じゃあ、お休みなさい」
彼:「ん~、お休み~」
じゃあ電話に出たの誰やねん!?
WHO!!!
怖すぎっ(T◇T)
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