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タクシーを降り、料金を払う。
二人は血だらけ。
事前に手術要請をしておいた事、状態を説明しておいた事で、手術は滞りなく始められた…
手術時間は4~5時間だと言われ…
ひたすらに、ワンちゃんが助かる事を祈る。
すると親からケータイに着信が…
母:「あんた何したの~?先公偉い剣幕で怒鳴ってたよ~」
ワンちゃんの事から先公とのケンカ、今病院で手術を受けている事を手短に告げる…
そういえば、金銭的な事考えて無かった…
私:「それで今手術が終わるのを待ってるの。んで…いくらかかるか分かんないんだけど…」
母:「あぁそういう事…今から学校行って文句言って来るから。その後病院寄るからさ。アンタ頑張れるでしょ?」
お母様…文句って…?
姉が高校の時にピアスの事で呼び出され、結果として教師を泣かせて…
それを嘲笑っていた時の母の姿を思い出す…
怖いよ…この人…
私:「ハチも居るから…平気だけど…文句って?」
母:「そんなもん決まってるでしょ。命より大切なものは無いんだから。そんな事も分からないで教師なんかやってんじゃねぇよって言いに行くだけヨ」
お母様…
それは世間一般では脅しと言われていますよ?
頼もしい限りで…
ワンチャンの手術は無事に終わった。
しかし、内臓の損傷が著しく長くは生きられ無いかも知れない…という説明を受けた。
退院してきたワンちゃんは、レオよりも大きくて真っ白…
名前シロちゃん(命名祖母w)
少し心配だったけど、二人はすぐに仲良くなった。
優しい二人の姿を見ると、かなり癒やされる(^人^)
お散歩も少しずつ距離を伸ばして、順調に回復しているかの様に思っていた…
それでも本当に無情に…シロちゃんとの別れは訪れた…
本当に…
唐突に…
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