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「………」
おぉっ?
なんだ???
てっきり怒って返してくるかと思ったのに…
「な‥なんだ?ホントに腹痛いのか!??」
いつもと違うコイツの様子に少し不安になる。
「………っか‥」
サキュバスは体制を崩さぬままボソリと呟いた。
「???なんだ???」
あまりにも小さな声だった為うまく聞き取れなかった。
「馬鹿って言ったのだ!!!」
サキュバスは立ち上がりこちらを睨みつけ怒鳴った。
「ば‥ば‥馬鹿だぁぁあ!!?
せっかく心配してやったのに馬鹿とは何だ馬鹿とは!!!?」
俺はせっかく心配したのにその気持ちを無にされ、その上突然の罵倒に頭に血が上り怒鳴り返した。
「馬鹿だから馬鹿だと言ったまでだ!!!」
サキュバスも負けじと怒鳴り返す。
「おっ…お前なぁ!なんなんだよいったい!!!何が言いたいんだ!!?」
俺は帰ってきた早々馬鹿呼ばわりとはたまったものじゃないと、サキュバスに問いただした。
「………お主……浮気したであろう!!!」
サキュバスは、そう言いながら何故か鼻をつまみ、汚い物でも見るかの様な目で俺を見てくる。
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