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「ははっ……そうか……一緒に探し物を…か……!」
安心したのかサキュバスから少し笑みがこぼれ始めた。
こうして笑っていれば少しは可愛いのになぁ……!??いかんいかん!!まんまとコイツの術中にハマるところだったぜ!!!
俺は少しでもぐらついた心を降り消そうと頭が痛くなるほど左右に強く降った。
が…流石に強く降りすぎたと後悔をしたのもつかの間、俺は目が回り少しよろけて後ろにあった壁にもたれ掛かった。
「…何をやっておるのだ…?」
サキュバスは俺の行動を不思議に思ったのか、キョトンとした顔でこちらをみている。
「べ…別に…何も…?」
自分の行動の馬鹿さ加減に少し恥ずかしくなり、顔が赤くなるのを必死で抑えた。
「そ…それにしても…なんで俺が女の匂いをさせているのがそんなに気に入らないんだ???」
恥ずかしさを紛らわすため、俺は話を変えることにした。
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