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ハルヒの作った夕食は、これまた非常に旨かった。こいつの万能ぶりを再確認させられるね。向かい合わせで食べながら、ハルヒは妙に熱っぽい目で、ちらちらとこちらに視線を送ってくる。旨いぞ、ハルヒ。
「あ、あったりまえじゃない!SOS団団長の手料理が食べられるあんたは宇宙一の幸せもんよっ!幸福を噛み締めなさい!!」
そろそろ切り出さねば。
「ハルヒ。」
「なに?」
「その、明日の朝食も作ってくれないか。おまえの料理はめちゃめちゃ旨くてな。ぜひ、明日も食べたいもんだ。だから…。」
ハルヒは絶句してやがる。顔は真っ赤で破裂寸前の恒星みたいだ。
「いいわよ、ぐ、偶然パジャマを持ってきたから!お弁当だって作ってあげるわ。…あんたさえよければ。」
いったいぜんたい、どんな偶然だ、そいつはよっ!
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