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さて、ここからは後日談となる。
ハルヒはしばらく思案顔で考えていた。その間に時計の針は、12時を指し―
12時0分1秒になった。
アタリを引いたようだ。俺はばったりとベッドに倒れこんで、気を失うように眠りに落ちた。遠くで、「こら、寝るな、バカキョン!」とハルヒの声がしたが、俺を眠りの国から連れ戻すには至らなかった。
翌朝、起きてみるとハルヒがいなくて焦ったが、台所で朝食を作っているところだった。
エプロン姿が似合っている。二人でハルヒ特製の朝食を食べ、これまたハルヒ特製の弁当を持って学校に登校する。こら、ハルヒ、照れるから腕を組むな。手をつなぐぐらいなら構わんが。
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