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一時間。
僕はとりあえず一時間このまま我慢しようと思った。
この状況を人に見られて痛い視線が来そうだが、こんな可愛らしい女の子を叩き起こす気にもなれない。
いや…別に起こすにあたり叩く必要は元々無いのだが。
そもそも僕さっきからこの子を『可愛らしい』と思い過ぎているな……もしかしたら僕は本当に変態なのかもしれない。
ロリコンなのだろうか……そんな事は無い!むしろ僕は熟女専門だ!
……どのみち変態じゃないか。
サヨウナラ常識…
コンニチハ変態…
と、そんな下らない事を考えながら30分程で、女の子が目を覚ました。
「………。」
「……オハヨウ。」
起き上がり、凛とした瞳でガン見してくる女の子にとりあえず挨拶してみた。
「……貴様、もしかして変態という人種か?」
目上の人間に向かって貴様とは!
……僕は変態と言われた事を無かった事にしたようなツッコミを心の中で呟いた。
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