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とにかく僕は、変態疑惑をはらしたかったので、状況を説明した。
「ふむ。では私が読書をしてたら眠くなってしまい、つい近くにいた貴様を枕にしてしまったという事だな。それはすまない事した。」
「い、いや気にしなくていいさ。」
それよりもこの子の喋り方はなんなんだろう。
よく見たらお嬢様学校のようなワンピースタイプの制服を着ているし、どこかのお嬢様だろうか。
しかし小学生くらいの女の子には似合わない喋り方だ。
「ん?なんだ?じろじろ見て。私を視姦しているつもりか?」
さすがの僕でも小学生くらいの女の子から視姦なんて言葉が出てくると思わなかったぜ……
「…いや、可愛らしい制服だなぁと思って。」
「可愛らしいのは制服ではなく私だ。それとも貴様は制服フェチなのか?それならこの制服を5万で売ってやらん事もない。」
「……いりません。制服フェチじゃありません。可愛らしいのは制服じゃなくあなたでした。すいませんでした。」
僕はこの瞬間から自分よりも全然年下っぽい女の子に屈服した……
もう何を言っても負けそうな気がする……
「そうかいらないか…。翡翠学園の制服はレアだから高く売れると聞いたのに。」
誰だこの子によくない情報を与えた腐った大人は…
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