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私は仕事以外で外に出る事はほとんどなかった。
トレーニングは自宅で出来ているし、射撃場もこのマンションの地下にあった。
私以外の住人には知らされていない射撃場。
鍵を持っているのも私と修羅だけ。
修羅はこのマンションのオーナーだ。
元は【誰か】の物らしいが修羅が私の為だけに権利を奪ったのだ。
奪ったと言ってもその【誰か】は快く修羅に受け渡しその後、私によって全てを失った。
最も…その元凶は私。
私が射撃場が欲しい等と言わなければ、彼女…いや、その【誰か】は生きていたかもしれない。
ゴメンナサイネ。
でも…どうしても家を出て射撃場があるのは嫌だった。
火薬の匂いが服についたまま車に乗り込むと気分が悪くなる。
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