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獲物が次の行動をどうとるかを予測し的確に追いつき攻める。
そしてシフォンは見事獲物を捕らえるのだ。
私が疲れてしまって眠る頃には、新しい玩具は無残な姿になっていた。
猫は鼠を取ると言われるけれど、シフォンに捕まる鼠に同情をしたくなる。
「シフォン。今日はもうおしまい。」
シフォンの頭を撫でて私はリビングから出て行く。
そしてシフォンを残して早々とベッドに入った。
明日は、あの…冴えない男と夕食を一緒にしなければならない。
きっとつまらない食事になるんだろうな…。
私はそう思いながら眠りついた。
昼間、無駄な体力を使ったせいか睡魔はすぐにやってきて、私はすぐに夢の中へと落ちて行った。
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