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「ねぇ、誰かぼくとお話ししない?」
ある日くまさんは、みんなが遊んでいる場所に行くと、笑顔でたずねました。
しかし、くまさんの大きな体が怖いのか、すぐにそれぞれの家へと逃げるように帰っていきました。
「みんな、ぼくがきらいなのかなぁ?」
ぽつんと、そこに取り残されたくまさんは悲しそうな顔で、家へと戻っていきました。
くまさんの家の中はとても暖かくて、美味しそうに焼けたパンとハチミツの甘い香りが、おなかの虫を起こしてしまうほどです。
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