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此は大きい、何と最早!山本は驚嘆していた、富獄戦略爆撃機だった。アルミニウム合金の機体、本当に飛ぶのか?疑う程大きい、権蔵が説明する、エンジンは零戦と同型を低燃費型に改良し8発、最大速度は700キロ、航続距離は16000キロ、日本からハワイ往復、ハワイからアメリカ往復、此でやっとアメリカに手が届きました。ハワイの栗林少将も孤立しないですし、加圧式操縦服と酸素マスクで高度20000メートル迄行けます、1万メートル位で他の飛行機は諦めます、空の要塞です、30ミリ機関砲2連を8ヵ所計16門、10トン積載出来ます。此と同型で早期哨戒機天空が各地上基地に配備出来れば、天山航空隊が大分楽に成ります。哨戒範囲が最大で3000キロで時速740キロ・・山本は呆然と聴いていた。山本が気を取り直し、ラスベガスから連絡が昨日ハワイ経由で。科学者、研究者が週末遊びに来てるそうだよ、他に行く処無いからな砂漠ばかりで。それにハワイ諸島はアメリカ領のまま、ニイハウ島だけ日本軍が駐留、アメリカは民間だけでアメリカ軍は諜報員位、ハワイ島民との交流もあり日系人も疎開したし。最近はアメリカ本国の一般情報も簡単に入る。ムッソリーニがマフィアに捕まったらしい、・・愈々始まったロスアラモスのマンハッタン計画・・何とかしないと・・・アインシュタイン博士のロケット研究も徐々に進んいる、出来れば平和利用したい、博士は自分が最初に宇宙に行くと、とても楽しそうだった・・・
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