釧路奇襲1943年

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24日早朝、北海道釧路沖合40キロ、サウスダコタ艦橋、副官が叫ぶ、目標!釧路基地!砲撃開始!アメリカ戦艦4隻から45センチ主砲の轟音が響き渡る、暗闇の中主砲が火を噴く、十数秒後航空基地に砲弾が降注ぐ、爆発音が続き全てを破壊する、砲弾は釧路港にも撃ち込まれ轟音が鳴り響く、長官!我が航空機の被害も増え、明るくなる前にカムチャッカ迄後退しないと危険です。敵航空機の攻撃が夜間も来ています!30分後砲撃終了、反転カムチャッカ迄後退!日本第一艦隊が此の海域に現れるのは明日。カムチャッカに留まれば必ず来る、既に数隻が魚雷を受け損傷していたが、艦隊から離脱する事なく修理作業を続けながら攻撃参加していた・・・釧路港の巡洋艦は45センチ砲弾に直撃され破壊沈没、距離がある為砲弾の散布界は広く、港のあらゆる所で炸裂した・・・日本第一艦隊艦橋、長官!もう直ぐ佐渡島沖合200キロ、発艦用意出来てます!天山から報告が入る。今、釧路沖合から反転しカムチャッカに向かった模様。・・間に合った!山本は頭の中で叫ぶ、第一攻撃隊、第二攻撃隊順次発艦!攻撃目標アメリカ太平洋艦隊、健闘を祈る!今、日本海より雷電、流星が北海道千島列島海域を目指す、烈風爆撃機はアメリカが信管砲弾を使用している為、接近する烈風の被弾率が高く、今回は流星雷撃機だけで攻撃。アメリカ艦隊は日本艦隊が太平洋から来ると考え時間を計算し行動している、山本長官は確信した・・・
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