第1章

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「いきなりそれは無しだろ・・・」 口を押さえながらなんとか立っている騎馬 フレイア 「さぁ、まずは鎧を着なさい」 「簡単に言ってくれるな、俺は鎧なんて着たことないんだぞ?」 フレイア 「頭の中で鎧を着ることをイメージすればいいだけよ」 「本当か?」 疑いの眼差しを向ける騎馬 フレイア 「あら?私は嘘はつかないわ」 「・・・」 騎馬は頭の中で鎧を着ることをイメージする、次第に鎧がひとりでに動き出して騎馬の周りに集まる 「来い・・・カーストナイト」 鎧は騎馬の体に勝手に装着される、しっかりと剣も腰に収まる フレイア 「やれば出来るじゃない、サイズはどう?」 「・・・まぁ悪くはないな、だが・・・このスカート見たいなのが気にくわない」 足首まである鉄と布を折り合わせたスカートは少し違和感があった フレイア 「無いよりはマシよ、それに騎馬は身長が高いから結構似合ってるわ」 「じゃあ、このハイヒールみたいな踵は何だ?」 膝まである鎧の靴には踵が上がるように少しばかりハイヒールのようになっている フレイア 「元は女神が着るために作られていたからね、それはしょうがないわ」 「女神?カーストナイトは女もやるのか?」 フレイア 「元はね、今は地上から力があって女神になれる素質のある人間がいないから、アナタが選ばれたのよ」 「しかし、なんだかんだ言って中々いい鎧だな」 少し動き自分の姿を確かめる フレイア 「アリーヤ、レナス、シルメリア来なさい」
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