第1章

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レナス 「どうしたのフレイア?」 アリーヤ 「お呼びかしら?」 呼ばれて現れた2人の女性は1人は漆黒と言える鎧に黒く艶やかな長髪、もう1人は青い鎧に三つ編みの銀髪 フレイア 「2人に紹介しておくわ、彼は鉄騎馬、貴女たちの新しい仲間よ」 アリーヤ 「新しい仲間?兜を取りなさい、顔が見えないわ」 「あ、あぁ」 2人は絶世の美女と言っていい程の顔立ちだったので反応が遅れる レナス 「まさか・・・人間?」 フレイア 「ついさっきまでね」 アリーヤ 「くだらん、私は戻るぞ」 フレイア 「あら?いいの、彼カーストナイトよ?」 アリーヤ・レナス 「「!!」」 「何かおかしいのか?」 レナス 「人間が・・・カーストナイト?」 アリーヤ 「悪ふざけもたいがいにしろ!フレイア!!」 フレイア 「本当よ、その証に彼はカーストナイトの鎧と剣をオーディン様より授かったわ」 アリーヤ 「オーディン様は一体何を考えているんだ!?人間にカーストナイトにするなど・・・」 フレイア 「そこで2人のどちらかに彼と戦ってほしいの、そうすれば彼の実力も分かるし、もし彼が勝てば貴女たちも納得するでしょ?」 アリーヤ 「なら私が相手になろう!」 アリーヤは剣を抜く 「おい、こんなの聞いてないぞ?」 フレイア 「戦って勝ちなさい、そうすればあの2人を納得させられるわ」 「俺は剣なんか使ったことないぞ?」 アリーヤ 「余裕だな、人間!」 アリーヤは一瞬で間合いを詰め、剣の柄で騎馬を弾き飛ばす 「がっ!?」 その華奢な体からは考えられないほどの力で騎馬は飛ばされた 「くそ、待った無しかよ」 何とか立ち上がり剣を抜き構え直す アリーヤ 「やはりカーストナイトの鎧は頑丈だな」
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