第2章

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「レナス、今日変な声が聞こえたんだが」 家に帰り、今日あった出来事をレナスに話す レナス 「変な声か・・・」 「あぁ、擦れた声で・・・少し気味が悪かったな」 レナス 「テレビを点けろ、何かやってるかもしれない」 騎馬がテレビを点けると丁度今日一日の出来事を放送していた 『今日の10時25分頃、○○市の裏通りで通り魔が発生しました、現場に中継します』 「通り魔か、ここじゃないな・・・どこだ?」 『こちらは通り魔が発生した現場です!現場にはまだ生々しい跡が残っています』 カメラはしっかりと映像を写している レナス 「これだな」 「何が?」 『被害者は女子高校生の・・・さん16歳です』 「10時25分・・・だいたい俺があの声を聞いた・・・」 レナス 「分かるか?騎馬」 「まさか・・・あの声はこの娘の!?」 レナス 「そうだ、騎馬が聞いた声はこの娘の声だ」 「なぜ教えなかった!?教えてくれれば」 レナス 「助けられたと思うか?一度もやったことのない騎馬が」 「く・・・」 レナス 「これは様子見だ、焦るな罪人は私たちから逃れられない」 『被害者は軽傷を負ったものの命に別状はないということです、なお犯人は未だ見つかておらず、この事件は一連の通り魔が関与していると見て調べています、付近の皆様は出歩くときは十分にお気を付けください』
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