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今、私は人生の岐路っていうのに立っているのかも。
目の前には佐倉さん。 ニコニコしたその笑顔を見るのもかなり久しぶりだった。
「なんだか、久しぶりですね。」
フフッとはにかんで笑う佐倉さん。
「うん、そぉだね。」
ヤバイ……何て言えばいいの!?
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう………
「んで、話ってなんですか?」
汗ばんだ手を握りしめ、私は口を開いた。
「えっと、佐倉さん。」
「はい。」
じっと見つめられると、私の緊張はピークに達した。
「好きです。」
「好き?誰が?」
そうきましたか。
「私が。」
「誰を?」
「佐倉さんを。」
「いいよ。」
いいよ………ってアレ? いいの?
「だってあたしも清原さんの事好きだもん。」
「え?」
ぇぇぇぇぇぇえ!!!
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