毒の沼地に沈めて、死を待つ。

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 ――なにもかもなくなってしまえばいい。 (世界。いらない。あたしのちっぽけな世界。壊れてしまえ。ぎすぎすとしたあたしの体。傷ついて。滅びろ。滅びろ。滅びろ)  夜、ベッドに横たわってあたし目を閉じる。このまま二度と目が開かなければいい。夜が静かにあたしを飲み込んで咀嚼して、がりがりの体ごとごっそり飲み込んでしまえ。朝の光が届かない場所にあたしを運んで。棺の中でさっさと眠ってしまいたい。  
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