毒の沼地に沈めて、死を待つ。

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   容赦のない朝の光があたしを壊しにくる。首に鎖をつけられて引っ張られるみたい。朝があたしを起こす。意味もないのに。バカみたいに。あたしを起こしにくる。壊すために。  枕元で携帯のバイブが鳴った。着信とメール。夜の誘いとか、親からの電話とかウザいな、と思いながらベッドから起き上がった。薄いキャミソールのままでは少し寒くなった。ああ、夏が終わるのだ。世界はあたしを置いて行ってしまう。勝手なものだ。  あたしを生んだ親みたいに、世界は素知らぬ顔であたしを見捨てた。育ての親には感謝してる。でもただそれだけだ。親の仕送りを食い潰して、あたしはだらだらと生かされてる。  
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