大きなどんぐりの木の下での巻

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四時間目が終わり、お昼の時間になったので友達の淳と弁当を食べている。 お昼ということで、ガヤガヤと教室の中は賑やかだ。 俺の弁当は、母が寝坊したので学校近くのコンビニで買った、ハンバーグ弁当だ。 大きなハンバーグとご飯という、シンプルなものだけど、なかなか美味しい。 もぐもぐと味わいながら食べていると、淳が口いっぱいにおにぎりを頬ばりながら言った。 「クリスマスまでに、彼女欲しいよなあ」 またかと心の中で呟く。昨日も一昨日もそんな話をしていたのに、よく飽きないなあと思った。 「ああ、そうだな」 適当に返事をしておく。 「お前、彼女欲しくないのかよ。もしかして、もう出来たのか?」 淳が、目をぱちくりさせて言う。 「出来るわけないだろう、勘違いすんなよ」 ははっと笑って、ペットボトルのお茶をごくごくと飲んだ。 「そうだよな。俺に出来ないんだから、お前にも出来ないよなあ」 淳は納得したように腕組みをして、うんうんと頷いた。 どんな理屈だよと思ったけれど、突っ込むのはやめておいた。
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