∮物語の始まり∮

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レイ「はぁ…はぁ…はぁ…」   今学校に着いて息をついている。   あ、いや性的な意味じゃないよ?   ただ疲れてるだけだ。   あれから猛ダッシュしてなんと10分でつくどころか5分で着いた。   すごいぜ俺!!   リン「レ…レイ……は…速すぎ…るよ…はぁ…はぁ…」   リンも少し遅れてやってくる。   疲れてるとこもまた…って危ない危ない…。   変態にたどり着いてしまうとこだった…。   リン「レイー…あたし体が火照って…」   レイ「疲れてる証拠だ」   軽く流していこう。   じゃなきゃ精神がもたん。   リン「ま…待ってよー!」   そう言って俺の隣に来たと思えば急に腕に抱き着いて来た。   レイ「…何をしてる」   リン「何って…抱き着いてるの♪」   レイ「……頼む。離れてくれ。いや離れて下さい。お願いします」   リン「なんで?」   リンはニヤニヤしながら聞いてくる。   このやろう…わかってるくせして聞いてくとは。   レイ「なんでって、視線…いや死線が痛い」   リン「気にしなーい♪気にしなーい♪」   おまえは気にしなくても俺が気にするんだよ…。
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