∮物語の始まり∮

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結局強引に振り払おうとしても振り払えず、そのまま行くはめになった…。   うぅ…死線が痛い…。   リン「あ、開会式始まるみたいだからイこ?」   字が違うぅぅぅ!!   どうみても違うだろーが!!   リン「何やってるの?」   レイ「…軽い考え事だ」   レイ「え?あたしの事思ってた?やだーこんなとこで言わないでよぉ」   そう言われて背中を叩かれる。   聞き間違い…いや妄想のしすぎもいいとこだ。   リンは赤く染まった頬に手を当て、体をくねらせている。   レイ「リン、そんな事言った覚えは――」   リン「…あたしとレイがあんなことやこんなことを…グフフフフ…」   駄目だ。   しばらく戻ってきそうにないな。   両手外れてるし…行っちゃうか。   そんなリンを置いていき、現在校庭にいる俺。   人がいっぱいいる。   これ皆生徒かぁ…としみじみ思いながら学校を見る。   レイ「……デカイ」   俺の第一声がこれだった。   東京ドーム4個入りそうな程デカイ。   ちゃんと見てなかったため見てびっくりだ。   「これから開会式を始めますので校庭に御集まり下さい…」   レイ「ん…始まるか」   そういって俺は人ゴミの中に入っていく。
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