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「じゃあ、おやすみなさい」
あの後、学園にいる生徒会ファンの人間にくれぐれも注意するように!!と散々言い聞かせられてから自室に入った。その後、交代しながら風呂に入った。広い風呂場にまたも感動だ。
ゴロリとベッドに寝転ぶ。ふかふかのベッドは心地良いが、家にあるお気に入りには敵わないな…と実感する。
重くなってゆく瞼の裏側に、流れるような黒い髪が映って再度目を開いた。
かっこよかった。
綺麗だった。
人をルックスで選んだことは一度もないのに、
何故か心拍数が上がるのを感じる。
相手が男、とかそういう偏見はないが………
まさか
“恋をする”
とは思わなかった。
ごろんと寝返りを打って、頭に残る顔を消して瞼を閉じる。
次に開けた時には、もう朝日が昇っていた。
《一幕終演…オマケ→》
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