好き((※side潤))

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「で、今日は高梨と此処で勉強会してさ~俺ら普段しないじゃん?いや~珍しい体験したよほんと」 しみじみ語る咲乃に殺意が芽生える。俺がいない間に…しかも此処で…俺より先に親睦を深めた……… 腹立つ………………!!!!!!! そんな時、 「んで、恵が…」 いきなり喋るマシンガンが機能を停止した。プツンと電池が切れたみたいに止まったから驚いたが、大体何が起きたかの予想はつく。 「おやすみ茂君」 微笑む阿久津。 犯人はコイツ。多分お茶に睡眠薬を混ぜたんだろう。全くもって危ない男だ。 「で?震えてたけど潤君は高梨君が好きなの?」 直球なのは良いが、質問の内容が嫌だ。 「やっぱ気付くよな、コイツ解りやすいし」 と肯定する樹。 そして知る真実。俺は解りやすいのか……… 「僕に提案があるんだけど………………」 夜は静かに明けていった。。。。
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