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そう、寝ようと…………、
「チッ、なんだ、人の貴重な睡眠タイムを邪魔する気か?」
睡眠を止めようと頭をガクガク揺する麗に、
またもや空気の読む気もない皮肉な発言をする裕太。
「違うよ……膝枕する。」
そんな俺の皮肉も気にした様子もなく、
そう言いながら自分の膝をポンポン叩いている麗。
出来れば普通に寝たい、その気持ちを目に込めて麗に送ったんだが、
逆に、絶対だからね!と言わんばかりの眼力に返り討ちになってしまった。
うん、いつか眼力の向上にでも時間を使うか……………。
「分かったさ、やってやんよ。」
そう言って麗の膝に頭を落ち着かせることに。
今一度言おう、相手は学校一の美少女と名高い伊吹麗、
しかも麗は水着なわけだ、落ち着いて寝れる訳がない。
しかも何なんだ、この後頭部につたわるプニプニ感は、低反発枕どころか、無反発枕と言ったところじゃないか。
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