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それでも麗の膝枕は、まだ浅かった睡魔を加速させる。
「麗わるいな、じゃあ少し寝させてもらうよ。」
その俺の発言に麗は、
「うん……いいよ。」と優しい言葉をかけてくれた。
麗の了解も得た所で睡魔からの誘いに逆らうことなく、眠いの旅へと旅立つのであった……………………。
「ゆぅ……寝ちゃったかな?」
そんな自分の膝で寝息をたてる裕太の頬を撫でながら、静かに話かける麗。
もちろん寝ている裕太は返事をすることなく気持ちよさそうに寝息をたてている。
「私………ゆぅが嫌いだよ………………。」
そう言って涙を流す麗はどこか悲しく、寂しい表情をしていた。
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