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そうして麗と2人でパラソルセットのある場所まで歩いて帰って行った。
亮のことだ、今頃は西井とよろしくしているかもしれないな。
なんてかなり失礼なことを考えている裕太。
「よう、お前らどこに行ってたんだよ。」
そして自販機から戻ると、帰ってきたのか亮がそんな事を言ってきやがるじゃないかよ。
「それはこっちのセリフだバカ。
帰ったら誰もいないから自販機に行ってたんだ。」
まぁ麗が泣いていたことや俺の過去の夢のことについては言わないけどな、
「で、亮達はどこに行ってたんだよ?
まさかホントによろしくしてたんじゃないだろうな?」
「違うっての、俺と綾は普通に恋人みたく海を満喫していたんだよ。
まさにロミジュリも顔負けな位にな。」
「ちょ、ちょっと亮、そこまでじゃないよ。ただ海辺歩いてただけだし。」
西井は柄にもなく照れながら、慌てて弁解しているが、ようするにイチャイチャしていた訳だな。
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