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「まぁいいか、それよりそろそろ帰る時間じゃないか?」
そう言って裕太は砂浜に座った。
気付けば辺りは夕陽により茜色に染まりつつあった。
「そうだな、暗くなる前には帰りたいし、じやあ帰るとしますか。」
そう言ってパラソルセットなどの片付けに取りかかった亮。
それを見た裕太も片付けを手伝い始めた。
「麗と西井は着替えてきてくればいいよ。」
裕太がそう言うと2人は着替える為に歩いていった。
波は、押し寄せては引いてを繰り返し、ザザーと言う波音をたてていた。
そのさざ波は、心に残ったうやむやを少し軽くしてくれたような気がした。
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