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そして夏休みは何事もなく楽しく過ごした。
あれから麗ともいつも通りに嬉し楽しく会話したりと、なにも変わりない。
逆に言うと変わらなくてよかったと思うね。
もしかしたら知ってるかもしれないけど、俺から言うのはまだまだ先になるだろうからな。
そんな夏休みも、たかが1ヶ月ちょっと位しかない。
要するにすぐ終わってしまうわけだ。
そして夏休みは明け、
いつもよろしく教室でくつろいでいる裕太と亮。
「よぅ裕太、来週に体育祭があるみたいだぞ。」
そう前に座る亮は、だるそうに団扇を扇ぎながら話しかけてきた。
窓際だから風は入って来るものの、なんせ夏だ、風も生ぬるいから効果なんて微塵も感じられんのだよ。
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