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そんな会話をしていたりすると、家にも着いたりするわけで、
「よぅ、要くん今日は家に入れてやんよ。」
「え、いいのか? 菊池裕太。」
俺がそう言うと少しビックリした感じに返事を返してくる要くん。
「あぁ、今日だけだ、後で亮も来るだろうからな。」
そう言って家の鍵を開け、要くんをリビングに待機させた後に、自分の部屋に荷物を置きに行った。
はぁ、あいつは、麗はどうしたいんだろうか。
まだ俺には新たな道が見えねー、考えるのはそれを見つけてからだな。
なんて考えてみたりした。
その後、直ぐに下に降りていき、先の話の続きを話している。
「菊池裕太、いや、裕太、僕は君と一緒に居たときの麗さんが好きだ、今の麗さんは抜け殻みたいになってしまっている。それをよく考えてくれ。」
いきなり名前で呼ぶんだな、まぁフルネームよりはましかな。
そんな事よりまた訳の分からんことを言ってやしなかったかよ。まったく。
「あぁ、考えとおくさ。」
そう言って窓から見える夕日に目を向けてみたりするのだった。
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