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それから少ししたくらいに家のインターホンが鳴り響いた辺りに、鳴らしておいて勝手に入ってきた亮。
「おい亮、敢えて言うが不法侵入だからな。」
入ってきてリビングに来た亮にそう言ってやったんだが。
「お、要と裕太とは、どういう組み合わせだ?」
俺の発言は無かったことになったのか、気にも留めずに話を切り出した亮。
「敢えて言っておくが、不法侵入じゃないからな、ちゃんと鳴らしたぜ。そんな事よりどういう組み合わせなんだよ?」
まぁ来ては勝手にくつろぐのはもういつものことになりつつあるわけで。
それは今日も同じように勝手にくつろぐ亮なんだよな。
しかも俺の話はどこへやらと軽く流されたさ……………。
「話があるとかでコイツがここまで来てしまったから、入れてやったんだよ。」
「そうか、そんな事はゆっくり話た方がいいよな、なら要も着替えを取りに帰ってこいよ。」
も、って何だよ、て言うか右手に持っている紙袋から見え隠れしている着替えはなんだ。
何が何でもおかしいぞ、端から宿泊予定なのかよって感じだ……………………。
いや、これはこれで何時も通りだよな。
そうしよう、もうそうするしかないんだよ、亮的な意味で………………。
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