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「麗はそれでいいの?」
綾が麗の家に訪問していたりするんだが、
何かしら綾が不機嫌に近いような感じな訳だ。
その綾の言葉に麗は少しばかりの思案顔の後、
「やっぱり……ゆぅじゃなきゃ……ダメ。」
なんとも可愛らしい感じにそう紡ぎ出している麗。
「じゃあ何で要剣一と付き合ったりしたのよ。」
もうホントに何考えてるか分からないわよって感じね。
「それは………その時の雰囲気で、つい。」
「まったくあんたって子は、こうなったら要が可哀想ね。」
「それは大丈夫……今日、終わったから。」
そう答える麗の姿も、少し悲しく見えるという感じがしたりもする。
「そう、ならいいわよ、後は麗次第なんだから頑張りなさいよ。」
そう綾が言うと元気良く「うん!」と返事を返して嬉しそうに笑う麗。
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