52477人が本棚に入れています
本棚に追加
見覚えのある小柄な女の子の姿がそこには在った、
正直のところ一瞬迷った、でも気づいた頃には扉を開けていた。
「はぁ、はぁ…………ゆ…ぅ……。」
何か疲れた感じだなと思った瞬間に俺の方に倒れ込んできた。
「お、おい、大丈夫か!?」
「ん……うん……大丈夫。」
まったく久しぶりに合ったと思ったらこれだからな、また寿命がやられたよ、
まぁとりあえず、いきなり現れた麗をリビングのソファーに寝かせて、階段挟んで向こう側の部屋で人生ゲームをやらかしている奴らを呼んで戻ってくる。
「まったく、こんなになるまで頑張るなよ。」
少しはましになったのか、ソファーに座り直した麗にそう言ったんだが。
「ごめんなさい………でも、ゆぅに会いたかったから………………。」
俺に会いたかったからか……………………俺は、まだ会いたくなかったよ麗…………………。
もう少し、もう少しだけでいいから考えさせてくれよ。
最初のコメントを投稿しよう!