真実からいろいろと

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うん、まぁ帰るならいいんだが、リターンされては意味がないってな訳だ。 「ちょっと待てってくれ、要も帰るだろうから、あいつと一緒に帰ってくれよ。俺は今からちょっとばかり亮による強制会議があるんでな。」 俺がそう言うと、さっきみたく変な解釈をする事はなく聞いたみたいなんだが、かなり不服な感じをもって了承してくれたよ。 それから亮と要を呼びに部屋へ行った後、要に麗を任せて俺と亮は『文化祭やらかしてやろうじゃないか』会議に入るのだった。 そしてリビングのソファーを会議室に亮が話し出す。 「よし、裕太に一つ聞いておく、なぜ伊吹さんを送っていかなかったんだ?」 なんだなんだ、神聖なる会議直前に野暮な話を持ち出しやがってよ。 「はぁ、俺にも色々あるんだ、まぁ今はほっとけっての。」 「まったく裕太も裕太だな、そうか分かった、ならコンビニで弁当でも買ってきてくれよ。」 何か言い出したかと思えば、何なんだってな話だな、コイツ俺にパシリくんをさせようとしてやしないかな?
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