52477人が本棚に入れています
本棚に追加
「ふっ、なめてもらっては困るな、誰が人様の為にわざわざ労力を使うかよって話だ。」
「そうだ、そのいきだ裕太、お前の根本は我が為に行動だろう? それがどうだよ、伊吹さんが絡めば全てが他が為に行動じゃねーかよ。」
チッ、亮という奴はいつから誘導尋問なんて野蛮なテクを身に付けやがったんだよ。まったく少し隙を見せればこれだからやっかいだよな。
「まぁ、それとこれは別なんだよ、あまり詮索してくれるな。」
とまぁ軽くあしらってもみるんだが、何かしら今日の亮は不思議なことに元気な訳で。
「別じゃねーよ、裕太の道は裕太自身が良いと思う道を行け、らしくない裕太は好きじゃないぜ。」
なんてくさいセリフをはきまくってる訳だ。
俺の道を行けってか、そういやぁ最近は俺らしくなかった感じはあるかもな。
そうだな、何事にも我が道を行く、それこそが俺なのかもしれない。
そう、思わせる今日この頃………………………。
最初のコメントを投稿しよう!