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｢そうよ、それに１人より２人の方が楽しいしいいでしょ。｣
裕太も、あれから西井の向かい側のソファーに座って話しをしているんだが、
裕太はには何より気になる事があったようで、
｢麗の親はまたいないのか？前きたときにもいなかったしな。｣
裕太の今一番気になっていた事はこれだった、
それは、裕太には１人暮らしと言うこともあり、親に会えない寂しさや孤独感が嫌でもわかってしまうからだ。
どこに行ってもこれだけは気になってしまう。
嫌な気しかしないよな…。
｢麗の親は、外国で仕事をしているの、詳しくはしらないけどあまり帰ってこないみたいね。｣
カンっとガラス性のテーブルに飲んでいたコーヒーのカップを置いた西井はそう話していた。
｢そうか、麗も寂しい思いしてたんだな。｣
少しだけ…………、
何か俺と麗が似ているように思えてきたよ。
これはいい意味でのことだけどな。
｢あんたもそんな暗い顔するのね、いつもふざけてるイメージあるから意外ね。｣
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