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「なぁ裕太、昨日伊吹さんと何があったんだ?」
昼休みというのに亮がヤケに凶悪な笑みを向けながら言ってきた。
「な、なんでだ?」
その亮の笑みにかなり動揺しながらも言葉を紡ぎ出した。
クソッ!! この天上天下を極めた俺を圧倒するとは、亮だけは油断できんな。
そんな事を考えている間にも、どうなんだ? と俺の表情を伺って来る亮。
「お前、キスマークなんか付けて何もなかったなんて言わせないぞ。」
より一層身を乗り出して迫って来る亮。
「あぁ分かったよ、麗が来たら話してやるよ。」
ややこしくなりやがった、まったくコイツは意味の無いところに鋭いから厄介だ………………。
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