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「おっ麗が来たみたいだな、麗が来るだけでちょっとした祭だからな…………。」
麗が教室のドアから顔を覗かせて裕太を探しているのかキョロキョロしている。
「あ……見つけた……お弁当持ってきた……食べよ?」
俺を見つけた麗はトコトコと俺のとこまで小走りでやってきて言った。
まてよ、まだいけんよ……野郎共の視線が痛いから、
嬉しそうに俺に手作り弁当を向けてこないでください……。
さらば平和よ………そして、よろしく悪魔さん……………。
「麗は俺を殺す気か?」
もう心の底にいた声が出てしまったよ………。
ほら周りから、釣り合ってねーよなとか伊吹さん騙されてんじゃないか、などなど……………。
釣り合ってないのは認めるけどな。
「また例の場所で食事としますか。亮も西井呼んで来いよ、先行ってるから。」
もうこれ以上死にさらすわけにはいかないからな。
そう決めた矢先、麗による核爆弾が落とされる、
「ゆぅ……また一緒に……寝ようね。」
もうこれ以上はやめてくれ~~もう生きてけなくなるよ?
輩に虐められて孤独死するぞ…………………。
今度こそ、サヨウナラ平穏な生活。
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