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それから俺と麗が昼飯を食べ終わった頃に、
食堂にある購買で買って来たであろう菓子パンとカフェオレを持った亮と、普通に弁当を持った西井が入ってきた。
「本当に誰もいないよな、ここの生徒は本が嫌いかね。」
なんて学校の風紀にケチつけながら俺の向かい側の椅子に座った亮。
その亮の横に西井も座った。
チッ、目の前でイチャイチャしやがって。
「遅かったな、もう俺達は飯終わったぞ、そこまでしてイチャイチャしたいか!!………亮!!お前のすね毛は公然わいせつ罪に引っかかってるんだよ!!」
俺は亮の微妙なすね毛を指差し叫んだ、もう、ただのやきもちと言うか、何というか馬鹿としか言えんな、我ながら恥ずかしい。
「はぁ?俺のすね毛で世界の食糧不足がどれだけ救われていると思っているんだ。」
おぉそうきたか、俺に口で喧嘩を売ったこと後悔させてくれるわ!
まぁリアルな喧嘩じゃ俺には勝ち目がないからな…………。
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