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麗の裕太に対する気持ちの旨を知ってしまったクラスの男共が複雑な何かを感じていたのは、言うまでもないね。
……………
………
「流石は菊池裕太、このレベルの問題で補習なんて食らう筈もないだろう。」
「そんなによかったのか?ちょっと見せてみろよ。」
まぁいわゆる中間テストと言う恒例行事であり、学生の敵であるテスト返しが行われたわけで、
それを授業が終わった後に亮と話しているんだが、
「げ、ギリギリじゃねーかよ……、まぁあれだけ寝てりゃこんなもんか。」
見せろと言われて見せた所、至る所にケチをつけられたじゃないか、 まぁ欠点じゃないだけ嬉しいんだけどね。
てか亮に限っては俺より爆睡率が格段に高いと言うのに、学年一位だそうだ、
頭のできが問題かな?
「ゆぅ……お弁当……食べよ。」
亮と俺の頭のあまりにもの出来の違いに軽いシッョクを受けていたところに、
聞き覚えのある悪魔の囁きが…………。
「や、止めろ、俺の平穏ライフを瓦解させないでくれ。」
あ、いや、もう間に合わない所まで崩壊が進んでいるだろうけどな。
「平穏……ライフ………?」
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