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「そうか、なら明日にでも水着を買いに行くか。」
そう俺は入れ立ての紅茶をテーブルに置きながら言ってやった。
「じゃあ裕太の家に集合でいいよな。この家は丁度良いことに俺達の家の中間に位置しているからな。」
亮が俺の持って来た紅茶に砂糖をガツガツ入れながら提案した。
まぁ亮の提案に異存はないが、砂糖入れすぎだバカやろー!!
そんなに入れたら紅茶の味を楽しめなくなるジャマイカ!
「あぁ紅茶が可哀想………、集合場所に異存はないぞ。むしろ動かなくていいからありがたいよ。」
哀れな紅茶に魂の救済を、と言うどっかで聞いたことのある感じのフレーズを紅茶に送りながら、傷心の道を進む我が心。
「確かに亮の場合は少し入れすぎよね~。ちょっと紅茶が可哀想かも。」
そう西井が言ってくれたよ。
そんな哀れな紅茶に共感できるやつもいたんだな。
俺は嬉しいぜ、甘いのはいい、だが甘過ぎるのは胸焼けの原因だ。
「もういいさ、てか時間も時間だ、この先は明日にでも話そう。」
俺はそう言いみんなに帰るように促した。
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