またまたいろいろと

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そう帰るように促したつもりなんだけどな、いや正確には帰った筈なんだよ、でもさ何かしら麗は頑固なんだな。 亮と西井は仲良くいちゃつきながら帰ったんだよ。 全員を玄関まで見送って、二階の自分の部屋に行って下に降りたら麗が居たりしたんだよね。 「ん~~何故ここにいる?何で帰らないんだよ?」 俺は怪訝そうな顔を作りして言ってしまった。 前にもこんなのあったよな、デジャブって言うんだっけかな? 「明日……行くなら……ここに泊まっていく。無駄…だから……帰んないから。」 そう言いながら玄関に突っ立っていた麗はリビングのソファーに座った。 フカフカは麗の家には負けるが一応ソファーだからな。 「あぁ、いいよ帰らなくて。どうせあいつらも仲良くしてるんだろうしな。」 あの麗のことだ、言い出したら聞かんだろうからな。 かといって無理矢理にでも帰せないのかというと、出来ないこともない。 まぁそこまでしなくてもいい問題だってことなわけで。
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