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「日付が変わるまで、つまり5月10日の午前0時まで、娘さんは死の影につきまとわれることになる。それまで娘さんを守らなくてはならない。本来死ぬ運命を変えるのですからね。それでも、娘さんを助けたいと思いますか?」
「もちろんだ。私の命をかけて守る。」
早くこの変な夢から抜け出したいものだ。
「分かりました。いいですか、5月10日の午前0時までですよ。では、おやすみなさい。」
ふと横を見ると、そこにルーニーの姿はなかった。
妙な夢だな。さっさと布団に入ろう。
そして現実に戻らなければ。
私は階段を上がって自分の部屋に戻ると、寝巻には着替えずに布団に入った。
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