血と雨と銃

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血と雨と銃

「どこいくの?雨降ってる」 「…」 ガチャン 母親なんて無視して僕は家を出た 雨が降っていたが傘は持って行かなかった …必要ないからだ コンビニ袋にあるものを入れて家から出た 家から少し離れた… 家からは歩いて15分くらいのところに大きな橋がある その橋の歩道の真ん中で止まり 上を向いた 雨が目に入ってきたが 目を見開いて空を見つめていた 人通りも 車のとおりも ないに近かった 橋から川を見下ろした 流れは激しいし 音も凄いし 僕は微笑して 橋の真ん中ら辺に来た コンビニ袋から拳銃を出し 軽く上を向いて 両手で自分の口の中に拳銃を入れた そして、目を閉じた 袋は風に乗って どこかに消えて行った 目を開き感じた 口はがたがた震え 手もがたがた震えていた 怖い? いや 怖くない 考えるから怖いんだ…。 唾を飲み込み 目をゆっくり閉じた 「さようなら 僕の体 こんにちは ネット」 BURRN!!!!!
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