俺の誕生日プレゼントは・・・

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それからはとにかく話し続けた。 テレビなんかなくても楽しかったし、幸せだった。 携帯で時間の確認をしなかったので、気付けば7時を越えていた。 「そろそろ帰ろうかな」 「そうですね。明日から進さんを迎えに行きます。いつも何時くらいに出るんですか?」 迎えに来るってことは一緒に登校するってことか? 夢のような出来事だ。 だが、迎えにいくのは俺のほうだ。 「8時20分頃かな」 「わかりました。明日行きます。 それにしても時間ぎりぎりですね」 家にいても学校にいても面白くなかったからな。 時間いっぱい家にいるタイプ。 「また明日な。そうだ、怜香ちょっと来て」 「何ですか?」 怜香は俺に近付いて何? とでも言いたそうな顔をしている。 俺は怜香の腰に手を回して少し引き寄せた。 そしてそのまま怜香の唇を奪った。
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